【書評・感想】非常識な成功法則

書評

どうも、ミニマリストを目指したい31等星です。

今回は『非常識な成功法則(神田昌典)』の書評をします。

この本は、僕が大学生になりたての頃に「若いうちからたくさん本は読んだ方が良い」と思って大量にビジネス書を買い集めた時からの積読本です。

そろそろ処分したいなぁと思ったので、読んで要約してから捨てることにしました。処分のための書評。

それでは早速。

要点

目標は紙に書くと実現する」ということが本書の要点です。それだけと言えばほぼそれだけの本。

もう少し具体的に言うと、

  • 目標を紙に書く
  • 毎日眺める、そのために書いた紙をクリアファイルに入れて常に持ち歩く
  • 目標達成のために何をすべきかを考えて紙に書く
    その時には以下の「SMARTの法則」を活用すると良い
    • Specific:目標が具体的
    • Measurable:目標が計測可能、数字になっている
    • Assignable:誰がやるかが明確
    • Realistic:目標が現実的
    • Time-related:目標が達成されるまでの期限が明確

「SMARTの法則」の法則には別バージョンがいくつかあって、例えば、Aが「Achievable:達成可能」だったり、Rが「Relavant/Related:目標に関連した」とか「Result-oriented(結果に向かっている)」だったりすることがあるようですが、本記事ではこちらの元ネタ(Geroge T. Doranさんの記事)を参考にしました。

この「SMARTの法則」はいろいろなビジネス書で引用されていて、『Action! トヨタの現場の「やり切る力」』でも紹介されていました。この本は割と良いことが書いてあったので再読したいです。

また、目標を紙に書く時もポイントとして「『やりたいこと』より『やりたくないこと』を重要視して紙に書く」ということも大事みたいです。というのも「やりたくないこと」を明確にすると本当にやりたいことがわかるからだそう。

僕の場合はなんだろう、「人に媚を売る」とか「人に指図される」とかかなぁ。自由に生きたいですね。

これからやりたいこと

毎日紙に書いた目標を眺める」というアクションをやりたいと思いました。

数ヶ月前から毎月頭にその月にやりたいこと、やるべきことを紙に書いていましたが、それを見る頻度が低かったので、ちゃんと毎日眺める習慣をつけたいです。

感想とまとめ

個人的には割と普通の本だなぁと感じました。正直オススメ度はそんなに高くありません(著者の方、すみません)。

本のタイトルの「非常識な」と書いてありましたが、要点に関しては割と常識的なことを書いていたように思います。

おそらく著者の主張は「紙に書くだけで成功するという点が『非常識』である」ということなのでしょうが、実際にやるべきことは「ちゃんと目標をブレイクダウンしてそれを着実にこなしていくこと」なので、結局行動した人が成功するのだと思いました。

本で学んだことをちゃんと生かして行動していきたいですね。

あと本書で個人的にイマイチだと思ったポイントを1つ挙げておくと、全体的に科学的根拠が薄い主張が多かったところ。

特に眉唾物だなぁと思ったのが、本書で紹介されていたフォトリーディングという「本を写真のように見ることで速読できるテクニック」は練習すれば誰でもできるようになるという話。

もし本当にそんなことができるなら人生みんな成功しますよね。

できる方がいればYouTubeとかでライブ配信しながら実演してみてほしいところです。もしそういう動画があればぜひ僕に教えてください。

今回は短いですが以上です。また次の記事でお会いしましょう。それでは。

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