どうも、31等星です。
今回は記事は、研究をする人(もっと一般的には頭脳労働をする人)たちに読書しない習慣をオススメするものです。
世に蔓延する「読書すべき」という風潮に対して思いっきり逆張りして、読書しないことをオススメする理由を書いてみます。
今回は「ノウハウ系エッセイ」のような記事です。
少し前まで僕は毎週少なくとも1冊は読書をしており、平均すれば月々6冊くらいは読んでいました。一般的には読書家に分類されるのかなと思います。
僕が基本的に読む本のジャンルは、仕事術とか自分の研究分野に関係する学問の本です。
こういう本を読む方が研究が捗ると思って今まで数多くの本を読んできました。
でも最近意図的に読書の量を減らしてみた(2,3週間に1冊程度)結果、実はこういう本を読まない方がむしろ研究が進むのでは?と感じ始めたのでこの記事を書いています。
たくさん読書をする研究者の方が自分を見直すきっかけになったり、読書しない研究者の方が読書しないことを正当化する理由になったり(?)すれば幸いです。
それでは早速結論から。
読書をしないことのオススメする理由は「脳のリソースを節約できるから」です。
これは個人的な体感なのですが、1日に使える脳のリソースは有限であると強く感じます。
一時期僕は、効率的に研究ができるようになるために、毎日数時間程度は読書したり勉強系のYouTubeを見たりしていました。
しかし、それによって脳のリソースが使われてしまって日々の研究に集中して取り組むことがあまりできなくなっていたように思います。
さらに悪いことに、読書や勉強によって研究が捗らなくなったせいで「もっと効率的にできるようにもっともっと色々インプットしなきゃ…!」という強迫観念に駆られて、本を読んだり勉強系YouTubeを見たりしていました。
それでどんどん研究に集中することができなくなって…と、振り返ってみれば完全に悪循環だったなぁと思います。
そこである時に「このままだと研究が進まなくてヤバい」と思って読書量や勉強系YouTubeを見る量を意図的に減らしてみました。
その結果、明らかに研究に集中できる時間が長くなりました。
たくさん読書をしていた時期は1日3時間も研究すればもう脳がヘトヘトになっていたのに対し、読書量を減らした後は1日7時間くらいはそこそこ集中して研究を続けられるようになった気がします。
『学びを結果に変える アウトプット大全(樺沢紫苑著)』に「ぼーっとしている時間がないと前頭前野の機能が低下して頭が働かなくなる」という由のことが言われていたので、脳みそを休ませる時間は重要だと思いました。
また、読書量を減らして研究でたくさん頭を使うようにすると、自然と本を読みたい気持ちがなくなることにも気づきました。
脳が疲れている時に本を読んでもどうせ記憶に残らないと思うと、勝手に読書量が減るようです。
脳が疲れている時は何か頭をリフレッシュしてくれる趣味をするのが良いですね。
実際、メンタリストDaiGoさんも「仕事のパフォーマンスを上げるには、仕事内容と趣味がかけ離れている方が良い」と以下の動画で言っていたので、研究のような頭脳労働をしている人は読書のような趣味に取り組みすぎない方が良いのでしょう。
もし読書するのなら、頭を使わない作業系のタスクが多かった日だけで十分だと思います。(ちなみにこのブログ記事の下書きは、頭を使わないタスクが多かった日に書いています。
脳みそが「今日はまだ物足りない!」と叫んでいたので、文章を書くことで脳に負荷をかけてみました。)
そんな感じで今回は短めですがこれで終わりです。
研究(や研究以外の頭脳労働)をする人に「読書しないこと」をオススメする記事でした。
いろいろ綴りましたが、要するに「研究に使う脳のリソースをとっておくために読書しすぎないようにしましょう」というだけの話です。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ってことですね。ほどほどに読書しましょう。
この記事では読書しないことを勧めましたが、もちろん読書することは非常に有用だと思っています。
実際「この本を読んで自身の研究のレベルが上がった!」と思う良書は何冊もあります。
こんな記事を書いておきながら読書することは重要だと考えているので、今度研究に役立つ本をオススメする記事でも書こうかなぁと思っています。
その時にはぜひオススメされてくれると嬉しいです。研究で頭を使わなかった日に読んでみてください。
というわけで僕の個人的な最近の読書観を綴ってみました。
面白いと思っていただけたら嬉しいです。
SNSなどで拡散してもらえたらもっと嬉しいです。
それではまた。
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