お久しぶりです、31等星です。
今回は、大学院に在籍している学生・これから大学院に進学する学部4年生向けに、大学院でやるべきたった一つのことを紹介します。
結論から言ってしまうと、日本学生支援機構から第一種奨学金を上限いっぱいまで借りることです。
僕はこの奨学金を借りたおかげで、修士課程の間に学生にしては豊かな生活をすることができました。奨学金は最高の概念ですね。
以下で奨学金を借りるべき理由、借りる時や借りた後にやるべきことを書いていきます。
奨学金を借りるべき理由
第一種奨学金は、ほぼ全ての大学院生が借りることができる上に、無利子でさらに返済免除のシステムがあるからです。(周りの人と話している体感、半分くらいの人が奨学金返済免除の存在自体を知らないっぽいです。とてももったいない。。。)
返済免除のシステムというのは、成績優秀者は奨学金の全額ないし半額が返済免除になるというものです。
返済免除のチャンスを得るにはまず第一種奨学金を借りないといけないので、とりあえず奨学金を申し込みましょう。
優秀な成績を取る自信がない・返すのが不安とかいう人も、第一種奨学金は無利子なのでとりあえず借りておくと良いと思います。
仮に返済免除にならなかったとしても、使わなかった分はそのまま返せば良いだけですし、どうせ将来の自分の方が簡単にお金を稼げるはずなので借金は未来の自分に返してもらうことにしましょう。
ちなみに、お金に関する悩みはIQを下げるという行動経済学の研究があるので、自身の研究をより捗らせるためにもお金の心配はできるだけ無くしておくと良いですね。(この論文、引用回数2000回以上らしいです。恐ろしいくらい引用されてますね。。。僕の論文もそれくらい引用してもらいたいです。)
やるべきこと
奨学金の申込み
まずは奨学金の申込みです。
どういうわけか大学院生はほぼ確実に第一種奨学金(無利子の奨学金)の申請が通るので気兼ねなく申し込みましょう。
日本学生支援機構のサイトなどを参考にしつつ、書類を書いたりウェブサイトに情報を入力したりします。
申請時には1ヶ月あたりに借りる金額も選ぶ必要があります。
修士課程なら月50,000円と月88,000円がありますが、迷わず月88,000円を選ぶと良いです。
(博士後期課程なら月80,000円と月122,000円。金額についてはこちらのサイトを参照。)
より多く借りておけば返済免除になった時により多くのお金をもらえるので、奨学金は上限いっぱいまで借りておきましょう。
良い業績を上げる
学内で上位45%の業績を上げていれば推薦してもらえるので、在学中に良い業績を上げましょう。
学内から推薦してもらえればほぼ100パーセント半額ないし全額免除となります。
上位の15%が全額免除・15-45%に位置する人が半額免除となるようです。
何が業績として認められるかはこちらに書いてあります。
大雑把にまとめると、
- 論文を出版する
- 学会で発表する
- 授業で良い成績をとる
- TA(ティーチング・アシスタント)やRA(リサーチ・アシスタント)をやる
- どこかで賞をとる
などが業績として認められるということですね。
返済免除の推薦してもらえるよう、できるだけ多くの業績を稼いでおきましょう。
個人的にオススメの業績の稼ぎ方は、若手の発表賞のある学会・研究会に積極的に参加して受賞を狙うことです。
世の中の多くの人はそんなに発表練習をしないみたいなので、ちょっと練習するだけで意外と簡単に発表賞が取れますよ。
私31等星は修士1回生の頃に参加者約300人の学生のみの研究会に参加しましたが、発表練習を本気でやってきたように見えた人は2人くらいしかいませんでした。
明らかにたくさん練習してきたことが伝わるくらいわかりやすい発表をしたその2人は、やっぱりちゃんと発表賞を受賞していましたね。(ちなみにその時の2人のうちの1人が僕です。せっかくだし今度わかりやすい研究発表のやり方もブログの記事にまとめてみようかな。わかりやすい研究発表のやり方について以下の記事ににまとめました!)
業績の基準は大学ごとに定められているようです。
ある大学では、
- 論文出版で何点
- 国際学会での発表で何点
- 国内学会だと何点
- どこかで受賞すると何点
のように業績ごとに点数が明文化されていて、その点数の合計点で推薦してもらえるかどうかが決まるらしいです。(どの大学かは忘れてしまいました。。。見つけたらそのサイトのリンクを貼っておきます。)
残念ながら僕の通う大学では業績の基準は公開されていませんでした。
みなさんも自身の大学が定める業績の基準をぜひ調べてみてください。
借りたお金を使って生活を豊かにする
生活が豊かになると研究もより捗るので、上手にお金を使って豊かに生活しましょう。
趣味に使って心の栄養補給をするのも良いですし、自己投資してより研究が捗るようにするのも良いですね。
(今度自己投資したものリストもブログ記事にまとめてみようかな。)
株とかに興味があるなら、奨学金を種銭として株式投資をしてみるのも良いかもしれません。
上手くいけば利益だけが丸々手元に残るので最高ですね。
まとめ
というわけで以上、第一種奨学金を借りて返済免除を狙いましょうという話でした。
第一種奨学金は無利子かつ返済免除になりうるという「ノーリスクハイリターン」のものです。
僕は第一種奨学金以外にノーリスクハイリターンになるものを知りません。
他に何かご存知の方がいらしたら、ぜひこっそり僕に教えてください。
今回は、大学院生も金策をしっかりしましょうということを言いたい記事でしたが、
こんなことを書いている僕は2021年度後期分の学費免除申請をし忘れてしまったので約13万円を失ってしまいました。
偉そうなことを言えませんね。。。
みなさんも学費免除申請もお忘れなく…!
それでは豊かで楽しい研究生活を!
コメント